24時間配信で知っておきたいYouTube Liveの著作権ルール
24時間配信では、同じ素材が毎日一日中YouTubeの著作権システムの前を流れ続けます。Content IDと著作権侵害の警告がライブ配信にどう適用されるのか、どんなライセンスが必要なのか、そして常時配信を始める前に確認すべきチェックリストを紹介します。
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この記事の内容
YouTubeは、アップロード動画と同じようにライブ配信も著作権で保護された素材がないかチェックしています。24時間配信で楽曲やクリップが一致すると、配信が中断または削除されることがあり、著作権侵害の警告を受けるとライブ配信の機能が制限される場合もあります。安全なルールはひとつです。自分が所有している素材か、ライブ配信まで対象に含むライセンスを持っている素材だけを配信してください。
その影響を最も受けるのが常時配信チャンネルです。同じプレイリストが何度も繰り返しYouTubeのシステムの前を流れるからです。
この記事のポイント
- Content IDは、アップロード動画やアーカイブだけでなく、ライブ配信もチェックします。
- Content IDの申し立てと著作権侵害の警告は別物で、影響も異なります。
- 「ロイヤリティフリー」だからといって、ライブ配信や収益化が自動的に許可されるわけではありません。
- 誤った申し立てに異議を唱えられるよう、ライセンスの記録を保管しておきましょう。
Content IDはライブ配信をどう扱うのか
Content IDは、映像と音声を権利者が提出した参照ファイルと照合します。ライブ配信の場合、YouTubeは配信が終わった後だけでなく、配信中にもチェックを行います。第三者のコンテンツが検出されたときの結果は、ケースやYouTubeのその時点での方針によって異なります。ライブ管理画面での警告、配信の代替画像への差し替え、あるいは配信の停止などです。
アーカイブもチェック対象です。配信終了後にアーカイブが申し立てを受けることがあり、一部の国でブロックされたり、広告収益が権利者に渡ったりする可能性があります。
24時間のループ配信では、この計算が容赦ありません。1時間に1回流れる問題のある曲は、1日に24回システムに検出されます。アップロード動画なら1件の申し立てで済むものが、常時配信では数時間で配信を終わらせてしまうことがあるのです。
ライブチャンネルにおける申し立てと警告の違い
この2つの用語は混同されがちですが、同じものではありません。
- Content IDの申し立て。自動的に行われます。コンテンツをブロックしたり、視聴状況を追跡したり、権利者のために収益化したりします。申し立てだけでは警告にはなりません。
- 著作権侵害の警告。正式な削除依頼によって発生します。警告は通常90日間チャンネルに残り、機能が制限されます。YouTubeの現在のルールでは、その中にライブ配信が含まれることもあります。
YouTubeの広く知られたポリシーでは、有効な著作権侵害の警告が3回たまるとチャンネルが停止される可能性があります。常時配信チャンネルにとっては、短期間でもライブ配信ができなくなるのは大きな痛手です。
申し立てが誤りだと思われる場合は、YouTubeの異議申し立ての手続きを使い、ライセンスの詳細を添えてください。警告を受けた場合は、行動する前に、権利者による撤回を含めYouTubeが示している選択肢をよく読みましょう。
24時間配信を本当にカバーする音楽ライセンス
ライブ配信の著作権トラブルの大半は音楽が原因です。曲をループに加える前に、次の3点を書面で確認してください。
- ライブ配信が対象に含まれていること。アップロード動画は対象でも、ライブ配信については何も書かれていないライセンスがあります。
- 収益化が対象に含まれていること。チャンネルが広告、メンバーシップ、スポンサーから収益を得ている場合に必要です。
- 自分のチャンネルが対象に含まれていること。特定のチャンネル単位でライセンスを付与するライブラリもあり、その場合はチャンネルを登録する必要があります。
「ロイヤリティフリー」には注意が必要です。これは通常、再生ごとの料金がかからないという意味であり、著作権やContent IDから自由という意味ではありません。ライブラリ経由でライセンスを得た曲でも、アーティストのディストリビューターがContent IDに登録していることがあり、ライセンスを持っていても申し立てが発生します。必要になる前に、利用しているライブラリでの解除方法を確認しておきましょう。
ラジオ風チャンネルの選曲については、lofi配信ガイドをご覧ください。
クリップ、番組、他人の映像を再配信する場合
映像も問題の原因になりますが、軽く見られがちです。常時配信チャンネルでよくあるトラブルの種は次のとおりです。
- テレビ、映画、スポーツの映像。短い部分でも対象になります。
- ほかのクリエイターの動画や配信。まとめ動画には、概要欄でのクレジット表記だけでなく本人の許可が必要です。
- ゲームのサウンドトラックやゲーム内ラジオ。ゲームプレイのVODループに含まれるものです。
- 自分の過去の動画で、そのアップロード1本分だけのライセンスで曲を使っていたもの。
解説や批評は、国によってはフェアユースと認められることがありますが、判断は個別のケースごとに行われ、その場の自動システムからは何も守ってくれません。軽く編集しただけの第三者の映像をループさせても、変容的な利用とみなされる可能性は低いでしょう。迷ったら、許可を取るか使わないことです。自分の過去の作品を活用する場合は、YouTube動画の再配信で基本を解説しています。
ループ配信を始める前の著作権チェックリスト
- プレイリスト内のすべての動画と曲を、入手元とライセンスとともに一覧にします。
- ライセンス文書、請求書、書面での許可を1つの共有フォルダに保存します。
- 各ライセンスにライブ配信、必要に応じて収益化が明記されていることを確認します。
- 登録が必要な音楽ライブラリには、自分のチャンネルを登録します。
- 過去の動画を再配信する前に、BGMが使われていないか確認します。
- まず限定公開の配信としてループを流し、ライブ管理画面で警告が出ないか見守ります。詳しくは公開前に配信をテストする方法をご覧ください。
- ライセンスを受けているすべてのライブラリや権利者の連絡先を控えておきます。
- 新しい素材を追加するたびにチェックを繰り返し、実施した日付を記録します。
ほとんどのチャンネルでは、半日もあれば終わる作業です。警告を受けた後にチャンネルを立て直す方が、はるかに時間がかかります。
権利処理済みの24時間YouTubeループをStreamHouseで運用する
StreamHouseは音楽やコンテンツのライセンスを提供しておらず、Content IDの一致を防ぐこともできません。権利はあなたと権利者、そしてYouTubeの間の問題です。StreamHouseができるのは、何を流すかを正確にコントロールしやすくすることです。
- ライブラリがそのまま在庫リストになります。ループ内のすべてのファイルは自分でアップロードしたものなので、チェックリストがそのままプレイリストに対応します。
- オフラインにせずに問題のファイルを外せます。配信中にプレイリストから外せば、次の動画から変更が反映され、配信は続いたままです。
- 権利処理済みの素材を少しずつ追加できます。その間も、ネットワークの不調には自動再接続が対応します。
連携したYouTubeチャンネルでの長時間配信では、YouTubeの録画保護機能がアーカイブの上限に達する前に配信を完成した動画として区切ります。詳しくは12時間アーカイブ制限のガイドで説明しています。24時間YouTube配信のページから始めましょう。
よくある質問
YouTubeのライブ配信は著作権を理由に削除されることがありますか?
はい。ライブ配信中にYouTubeが第三者のコンテンツを検出すると、配信を中断または停止することがあり、正式な削除依頼があれば著作権侵害の警告につながります。結果はケースによって異なるため、ライブ配信の著作権に関するYouTubeの最新のヘルプページを確認してください。
Content IDの申し立てを受けると、チャンネルに警告がつきますか?
いいえ。Content IDの申し立ては自動的に行われ、コンテンツをブロックしたり収益化したりすることはありますが、それだけでは警告になりません。警告は正式な削除依頼から発生します。どちらも24時間配信を妨げる可能性があるため、ライセンスのない素材は一切使わないようにしましょう。
ロイヤリティフリーの音楽は24時間のYouTube配信で安全に使えますか?
ライセンスにライブ配信が、そしてチャンネルが収益を得ているなら収益化が、明確に含まれている場合に限ります。ロイヤリティフリーは通常、利用ごとの料金がかからないという意味で、著作権がないという意味ではありません。誤った申し立てにすぐ異議を唱えられるよう、ライセンス文書を保管しておきましょう。
自分の過去の動画なら、著作権の問題なしに24時間配信できますか?
自分で制作し、中身もすべて自分が所有しているなら、たいていは可能です。よくある落とし穴は、元のアップロード用にしかライセンスされていないBGMやクリップです。ライブのループに加える前に、各動画を丁寧に確認してください。


