24時間ライブ配信の費用は月いくら?自宅・サーバー・クラウドを比較
24時間ライブ配信は1か月に約730時間動き続け、どの方法で配信してもその時間はすべて請求額になります。自宅なら電気代と機器の消耗、サーバーなら賃料とデータ転送量、クラウドならサブスクリプション。それぞれの費用を正直に見積もる方法を解説します。
この記事の内容
24時間ライブ配信の月額費用とは、1本の配信を約730時間動かし続けるのに必要なコストのことです。自宅で配信するなら、電気代、アップロード帯域、ハードウェアの消耗がかかります。サーバーを借りるなら、賃料、データ転送量、保守の手間が加わります。マネージド型のクラウドサービスなら、サブスクリプションか1時間単位のクレジットで料金が発生します。コンテンツのライセンス費用とあなた自身の時間は、3つすべてにかかります。
このガイドでは、シンプルな計算式を使って、それぞれの選択肢に実際の金額を当てはめる方法を紹介します。料金は国、事業者、月によって変わるため、特定の会社の価格は挙げていません。ご自身の数字が出そろったら、料金ページでStreamHouseの現在のプランと比較してみてください。
この記事のポイント
- ノンストップ配信の1か月は720〜744時間なので、1時間あたりのコストはすべて約730倍になります。
- 自宅の電気代は簡単に計算できます:ワット数 × 720時間 ÷ 1,000 × 1kWhあたりの単価です。
- レンタルサーバーでは、賃料よりもデータ転送量やあなた自身の保守時間のほうが高くつくことがよくあります。
- 音楽のライセンス、ストレージ、そしてあなた自身の時間は、どの方法で配信する場合でも予算に含めるべきです。
24時間配信の予算が730時間から始まる理由
まずは「24時間365日」を数字に置き換えましょう。30日の月は720時間、31日の月は744時間なので、平均すると約730時間が妥当です。電気代、サーバーの利用時間、配信クレジットなど、1時間単位で課金されるものはすべてこの数字を掛けることになります。
2つ目の数字はデータ量です。
- 1時間あたりのGB ≈ Mbps単位のビットレート × 0.45。毎秒1メガビットを3,600秒送ると3,600メガビット、つまり450メガバイトになります。
- 4.5 Mbpsの1080p配信なら1時間に約2 GBを送信し、30日の月ではおよそ1.5 TBになります。
- 自分の回線から別々に配信を送るプラットフォームが1つ増えるごとに、同じ量がさらに上乗せされます。
以下で紹介する選択肢は、どれもこの時間とテラバイト、そして配信を動かし続けるために費やす時間の支払い方の違いにすぎません。
自宅PCで配信する場合:電気代、アップロード、消耗
自宅のパソコンから配信すると、追加費用はかからないように見えます。しかし実際には、ふだんあまり確認しないところに費用が分散しています。
- 電気代。ワット数 × 720時間 ÷ 1,000でkWhが求められます。これに電気料金の明細に書かれている1kWhあたりの単価を掛けてください。150 Wを消費するパソコンを24時間動かすと、1か月で108 kWhになります。エンコード中はアイドル時の数値を大きく上回る電力を消費するので、配信中の実際の消費電力をコンセント型のワットチェッカーで測りましょう。
- アップロード。配信には一日中、安定したアップロード帯域が必要で、それを家族全員で共有することになります。インターネット契約にデータ容量の上限や常時使用に関する規約がないか確認してください。
- 消耗。ファン、ドライブ、電源ユニットは、休みなく動かすと早く故障します。毎月、交換用の予算を少しずつ積み立てておきましょう。
- あなたの時間。アップデート、予期しない再起動、午前3時の障害に対応するのはあなた自身ですし、その間ずっとパソコンは配信に占有されます。
サーバーやVPSを借りる場合:賃料、転送量、保守
サーバーを借りれば、配信と電気代を自宅の外に移せます。その代わりに支払うのは次のものです。
- 賃料。ファイルを事前に変換し、再エンコードせずに送るなら、控えめなスペックのサーバーでも対応できます。サーバー上でリアルタイムにエンコードするには専用のCPUコアが必要になり、費用も高くなります。
- データ転送量。多くの事業者は一定の送信量を料金に含めていて、超過分は別料金です。月あたりのテラバイト数に配信先の数を掛けた量と比べてみてください。
- ストレージ。動画ライブラリ全体をサーバーのディスクに置くか、別料金のストレージに保存することになります。
- 保守にかかる時間。誰かがプレイリストのスクリプトを書き、落ちたプロセスを再起動し、問題がないか監視し、アップデートを適用しなければなりません。
最後の項目こそ多くの人が過小評価するものなので、自分の時間を金額に換算して賃料に加えましょう。VPSとマネージドサービスの比較の記事で、その保守が実際にどんな作業なのかを紹介しています。
マネージド型クラウド配信:配信枠か1時間単位のクレジットか
マネージド型のクラウドサービスは、自社のサーバーで配信を動かし、その裏にあるハードウェア、電力、帯域ではなく、サービスに対して料金を請求します。料金体系はたいてい次の2種類のどちらかです。
- 同時配信数に応じたサブスクリプション。通常は動画ライブラリ用のストレージも含まれます。
- 配信時間1時間ごとに課金される従量課金のクレジット。たまに行うイベント配信に向いています。
常時配信のチャンネルなら、730時間のルールを当てはめましょう。1時間あたりの料金 × 730が、クレジットで1本のノンストップ配信を続けた場合の月額費用です。これを同じ配信数のサブスクリプションと比べられます。そのうえで、含まれている内容を比較してください。サービスごとの違いがいちばん大きいのはそこだからです。
- エンコードは含まれていますか?それとも自分でファイルを準備する必要がありますか?
- 一時的な不具合のあと、配信は自動で再接続されますか?
- 配信先を増やすと追加料金がかかりますか?
- プランにはどれくらいのストレージが含まれていて、どうやって追加できますか?
24時間配信の予算に含めるべき隠れたコスト
どの方法で配信するにしても、インフラの請求書以外にかかる費用があります。
- 音楽や映像のライセンス。1回のアップロード用にライセンスされた楽曲が、継続的なライブ配信までカバーしているとは限りません。ライセンスで何をカバーすべきかは、24時間配信の著作権ルールで解説しています。
- マスターファイルとバックアップ用のストレージ。書き出し直しや事業者の乗り換えに備えて、オリジナルのファイルは配信サーバー以外の場所にも保管しておきましょう。
- アートワークと編集。サムネイル、ループ向けの編集、チャンネルのグラフィックには、時間かデザイナーへの報酬がかかります。
- ダウンタイム。6時間誰も気づかない障害は、総再生時間を失い、収益化しているチャンネルなら収益も失います。
- あなたの時間。現実的な時給で計算しましょう。
インフラ、ライセンス、ストレージ、そして時間 × 自分の時給を、すべて1枚のワークシートにまとめてください。書類上いちばん安い選択肢も、最後の行を埋めた時点でいちばん安くはなくなることがよくあります。
StreamHouseを24時間配信の月間予算に当てはめると
StreamHouseはマネージド型のクラウドサービスなので、ワークシートから自宅の電気代とサーバーの項目がなくなります。動画をメディアライブラリにアップロードし、プレイリストを作り、配信先を追加して「開始」を押すだけで、配信はStreamHouseのサーバー上で動き、パソコンの電源は切っておけます。アップロードしたファイルは一度だけ統一されたプロファイルに変換され、一時的な不具合のあとは配信が自動で再接続されます。予期せず停止した場合はメールで通知が届きます。
予算を立てるうえでのポイントは次のとおりです。
- 同時配信数に応じたサブスクリプション:Starterは1本、Growthは3本、Proは7本、Customはそれ以上を配信できます。
- ライブラリのストレージ:Starterは150 GB、Growthは300 GB、Proは500 GBで、100 GB、250 GB、500 GB、1 TBの追加オプションがあります。
- 配信時間1時間ごとに課金される従量課金のクレジット。たまに使う場合に向いています。
- 配信先を追加しても、配信枠が余分に消費されることはありません。
請求書を管理する担当者は、経理専用の権限を持つチームメンバーとして参加できます。730時間の比較は、料金ページの現在のプランと照らし合わせて行ってください。
よくある質問
24時間配信は1か月にどれくらいの電気を使いますか?
パソコンの消費電力(ワット)に720時間を掛け、1,000で割るとkWhが求められます。150 Wを消費するマシンなら、1か月で約108 kWhです。それに電気料金の明細にある単価を掛けてください。実際の消費電力は、配信中にコンセント型のワットチェッカーで測りましょう。
24時間配信は自宅とクラウド、どちらが安いですか?
パソコンの代金はすでに支払い済みなので、自宅がいちばん安く見えることがよくあります。しかし、電気代、アップロードの制限、ハードウェアの消耗、トラブル対応にかかる時間を加えると、クラウドサービスが十分に対抗できる場合も少なくありません。決める前に、自分の時間も含めて、それぞれの選択肢で同じワークシートを埋めてみてください。
配信するプラットフォームを増やすと、月額費用は上がりますか?
自宅やレンタルサーバーからなら、上がります。プラットフォームごとに配信のコピーを1本ずつ送るため、配信先が増えるたびにアップロード量やデータ転送量が増えるからです。クラウドサービスなら、その料金体系を確認してください。StreamHouseでは、配信先を追加しても配信枠が余分に消費されることはありません。
止まらない配信には、サブスクリプションと従量課金のどちらを選ぶべきですか?
1時間あたりの料金に約730時間を掛けて、クレジットで1本のノンストップ配信を1か月続けた場合の費用を出し、同じ同時配信数をカバーするサブスクリプションと比べてみてください。一般的に、従量課金は常時配信のチャンネルよりも、たまに行うイベント配信に向いていますが、実際の数字はご自身で計算してください。

