OBSからクラウド配信へ移行する方法
常時起動のPCでOBSを見張り続けるのに疲れていませんか?24時間配信チャンネルをOBSからクラウド配信へ移行する方法と、生配信用にOBSを残しておくべき場面を解説します。
この記事の内容
OBSは強力なツールですが、OBSで24時間配信チャンネルを動かすということは、パソコンを電源を入れたまま、スリープさせず、安定した状態で無期限に動かし続けることを意味します。一度クラッシュすれば配信は消えてしまいます。コンテンツが録画済みなら、クラウド配信へ移行することでこのもろさを完全になくせます。ここでは、乗り換えの方法と、OBSを手元に残しておくべき場面を解説します。
この記事のポイント
- 録画済みの24時間配信なら、OBSを動かしっぱなしにするよりクラウド配信のほうが優れています。
- 移行は簡単です。動画をアップロードしてプレイリストを作り直すだけです。
- クラウドなら、自宅PCと回線という故障の原因がなくなります。
- OBSは双方向の生配信用に残しておきましょう。OBSの映像を中継することもできます。
24時間配信でOBSから離れる理由
OBSは、決して故障してはならない物理的なマシンに配信を縛りつけます。常時配信のチャンネルにとって、これは絶えずつきまとうリスクです。OSのアップデート、クラッシュ、一瞬の停電、接続の切断のどれかで配信は終わり、しかもそれはたいてい見ていないときに起きます。クラウド配信ならマシンそのものが不要になり、自宅で故障するものが何もありません。これこそ24時間配信チャンネルに必要なものです。
変わること(と変わらないこと)
基本的な考え方は同じです。これまでどおり、ストリームキーを使ってRTMPの映像をプラットフォームに送ります。変わるのは作業が行われる場所です。OBSがエンコードしてPCがアップロードする代わりに、クラウドサービスが動画を準備し、自社のサーバーから配信します。ストリームキー、プラットフォーム、コンテンツはそのまま引き継げます。エンジンの置き場所を移すだけです。
ステップごとの移行手順
- これまで配信していた動画(またはその元ファイル)をMP4で集めます。
- クラウドサービスのメディアライブラリにアップロードします。
- ローテーションをプレイリストとして作り直します。
- いま使っているのと同じストリームキーで、プラットフォームを追加します。
- 「開始」を押し、古いOBS用のマシンをシャットダウンします。
これでチャンネルはクラウドで動いており、PCは不要です。
生配信にはOBSを残す
クラウドへ移行しても、OBSを捨てる必要はありません。双方向でカメラの前に立つ生配信には、今でもOBSが最適なツールです。多くのクリエイターが、常に存在感を保つための24時間クラウドチャンネルを動かしながら、予定した生配信ではOBSを起動しています。OBSの映像をStreamHouse経由で送ってマルチ配信することもできるので、2つは競合するのではなく協力し合えます。
移行で得られるもの
移行した直後からメリットを実感できます。電源を入れ続けるパソコンも、回線の心配も不要になり、事前エンコードによってビットレートが安定し、何か不調があれば自動再起動が働きます。チャンネルは本当に手間いらずになり、あなたが見張らなくても24時間動き続けます。そしてOBSは、自分自身がライブに出るべき場面のために道具箱に残しておけます。
よくある質問
クラウドから配信するにはOBSをやめる必要がありますか?
いいえ。録画済みの24時間配信にはクラウドを使い、生配信にはOBSを残しましょう。OBSの映像をクラウドサービス経由で中継してマルチ配信することもできます。
OBSからの移行は複雑ですか?
いいえ。動画をアップロードし、プレイリストを作り直し、既存のストリームキーを再利用するだけです。そのあとは常時起動のPCをシャットダウンできます。
配信品質は変わりませんか?
変わりません。最大1080p30で、プラットフォームに合わせたビットレートで配信されます。事前エンコードによってリアルタイムエンコードでのフレーム落ちが避けられるため、多くの場合はより安定します。


