StreamHouseブログ縦型動画

YouTubeで縦型ライブ配信をする方法

YouTubeは縦型のライブ配信を受け付けており、スマホで視聴している人に表示することもできます。YouTubeで縦型ライブ配信をする方法として、9:16の設定、モバイル向けの画面構成、縦型が横型より有利な場面、そして24時間運用する方法を解説します。

読了目安:約9分

この記事の内容

YouTubeで縦型ライブ配信をするには、エンコーダーやクラウド配信サービスから、通常のYouTubeのストリームキーを使って9:16のフィード(1080×1920または720×1280)を送ります。スマホでは全画面で表示され、YouTubeはショート動画をスクロールしている人に縦型ライブ配信を表示することもあります。

設定自体は数分で終わります。それよりも、縦型が合っているかどうか、スマホ向けにどう画面を構成するか、横型版も必要かどうか、といった判断のほうに頭を使います。

この記事のポイント

  • 黒帯の入った横型フレームではなく、本物の1080×1920の出力を送りましょう。
  • スマホアプリは画面の端にUIを重ねるため、顔や文字は中央に配置します。
  • 縦型はスマホ中心で被写体が1つのコンテンツに向き、テレビやPCでは依然として横型が有利です。
  • 横型版と縦型版は、別々の2本の配信になります。

YouTubeは9:16のライブ配信をどう扱うか

YouTubeのライブシステムは、他の配信と同じインジェストで縦型動画を受け付けます。特別なキーやアプリは不要で、向きは送る映像によって決まります。スマホでは縦型配信が画面いっぱいに表示されます。PCやテレビでは、左右に余白がある状態で中央に再生されます。

YouTubeはショート動画のフィードで、モバイル視聴者に縦型ライブ配信を表示してきました。視聴者はそこでスワイプして通り過ぎることも、タップして視聴することもできます。どのくらいの頻度で誰に表示されるかはYouTubeのシステムが決め、時期によって変わるため、約束されたものではなく、あればうれしいボーナスと考えてください。YouTubeの最新のクリエイター向けアップデートを確認しましょう。

それ以外はいつもどおりです。ライブチャット、タイトル、説明文、そしてYouTubeライブ配信の要件チェックリストで紹介しているチャンネル要件も同じです。

縦型の解像度、フレームレート、ビットレート

縦型は、横型の設定をそのまま横倒しにしたものと考えてください。

  • 解像度:フルHDなら1080×1920、帯域に余裕がなければ720×1280です。
  • フレームレート:トーク、音楽、商品紹介には30 fps。60 fpsは動きの速い映像の場合だけにします。
  • ビットレート:1080×1920・30 fpsで約4,500〜6,000 kbps、720×1280で3,000〜4,000 kbpsが目安です。YouTubeの最新の推奨値を確認してください。
  • エンコード:H.264、固定ビットレート、キーフレーム間隔2秒、音声はAACで128〜160 kbpsです。

よくある失敗は、1920×1080のキャンバスの中に縦型動画を左右黒帯付きで配置してしまうことです。そうするとYouTubeには左右に黒帯のある横型配信が届きます。出力そのものを1080×1920に設定し、公開前にプレビューが縦型になっていることを確認してください。設定の選び方は解像度とフレームレートのガイドで詳しく解説しています。

スマホ画面に合わせた画面構成

縦型のフレームは幅が狭く、さらにモバイルアプリがその一部を覆います。それを前提にデザインしましょう。

  • 中央は重要なもののために空けておく。顔、商品、重要な文字は中央の帯に配置します。
  • 下部と右端には余白を残す。チャット、コメント欄、アクションボタンは通常そこに表示されます。
  • 文字は大きく。モニターでは問題なく見える字幕も、スマホでは読めません。目安としてサイズを約2倍にします。
  • 切り抜くのではなく構図を作り直す。横長のショットをトリミングすると、人物や商品が半分に切れてしまうことがよくあります。16:9の動画を9:16のフレームに上下黒帯付きで入れるのではなく、編集ソフトで構図を組み直してください。

トークやチュートリアルのコンテンツでは、縦積みのレイアウトが効果的です。上半分にメインの映像、その下、オーバーレイ領域より上に字幕やトピックカードを置きます。

縦型が横型に勝る場面と、そうでない場面

視聴者の多くがスマホで、被写体がもともと縦長か1つに焦点が絞られている場合、縦型は有力な選択肢です。

  • カメラに向かって1人で話す配信、インタビュー、視聴者参加型の番組。
  • 商品デモ、開封動画、上から撮影したハンドメイドや料理。
  • すでにショート動画として好成績を上げているコンテンツのハイライト。
  • ライブ壁紙のようにスマホに流しておく、穏やかな風景。

ゲーム実況、広い風景、複数人のパネルトーク、スライドや画面共有、テレビでつけっぱなしにされる音楽や環境音のチャンネルには、依然として横型のほうが向いています。アナリティクスでライブの総再生時間の大半がテレビやPCからだとわかった場合、縦型だけの配信にすると、最も大切な視聴者にとって映像が小さくなってしまいます。決めきれないなら両方を配信しましょう。ただし、それは配信が2本になることを意味します。

横型版と縦型版を並行して配信する

1本の配信の向きは1つだけです。PCとモバイルの両方の視聴者に適切な構図の映像を届けるには、16:9版と9:16版の2本の配信を、それぞれ専用のソースファイルとYouTubeのブロードキャストで運用します。

  • ブロードキャストもチャットも2つ。視聴者が分散するので、両方をモデレートし、それぞれの説明文にもう一方へのリンクを貼りましょう。
  • 区別できるタイトル。視聴者が合ったほうを選べるよう、必要に応じてフォーマットを明記します。
  • 動画ごとに2つの書き出し。単なるトリミングではなく、きちんとした縦型版を作ります。
  • 縦型の配信先を増やす。アカウントにLIVEの権限があれば、9:16の配信はTikTokにも送れます。TikTok LIVEの縦型設定をご覧ください。

1つのチャンネルで複数のライブ配信を同時に行う場合の現在の制限については、YouTubeのヘルプページを確認してください。

StreamHouseで縦型のYouTube 24時間配信を運用する

StreamHouseには、横型16:9と並んで縦型9:16の出力プリセットがあり、プランに応じて720pまたは1080p、30または60 fpsで配信できます。縦型配信を行う手順は次のとおりです。

  1. 動画を9:16で書き出し(StreamHouseは映像の構図変更や編集は行いません)、メディアライブラリにアップロードします。
  2. 縦型プリセットで配信を作成し、ループするプレイリストを組みます。
  3. YouTubeチャンネルを連携してライブラリからサムネイルを選ぶか、代わりにストリームキーを貼り付けます。
  4. 「開始」を押すか予約します。配信はクラウド上で24時間稼働し、PCの電源は切っておけます。

横型版も必要ですか?16:9プリセットで2本目の配信を作成してください。配信枠を2つ目として使います。プランの枠数は料金ページで確認できます。

よくある質問

YouTubeの縦型ライブ配信の解像度はどうすればいいですか?

フルHDなら1080×1920、回線が遅い場合は720×1280を使います。エンコーダーの出力をそのサイズに設定し、YouTubeが左右に黒帯のある横型フレームではなく、本物の9:16の配信を受け取るようにしてください。

縦型ライブ配信はYouTubeショートのフィードに表示されますか?

YouTubeはショート動画のフィードでモバイル視聴者に縦型ライブ配信を表示してきましたが、いつ誰に表示するかはYouTubeが決めます。保証ではなく発見につながる可能性のあるルートの1つと考え、YouTubeの最新のクリエイター向けアップデートを確認してください。

代わりにYouTubeのモバイルアプリから縦型でライブ配信できますか?

はい、アプリならスマホのカメラからライブ配信できますが、モバイルでのライブ配信の利用条件はYouTubeが定めており、時期によって変わります。エンコーダーやクラウド配信ではストリームキーを使うため、録画済みコンテンツや24時間配信にはこちらのほうが向いています。

1本のライブ配信を横型と縦型の両方にできますか?

いいえ。1本の配信の出力の向きは1つです。PCとスマホの両方の視聴者に適切に届けるには、16:9の配信と別の9:16の配信を、それぞれ適切な構図のソース動画と専用のYouTubeブロードキャストで運用してください。

次に読む