Vimeo LiveとYouTube Liveを比較:ビジネスでのライブ配信
VimeoとYouTubeはどちらもビジネスのライブ配信に対応していますが、解決する課題は異なります。プレーヤーの制御、プライバシー、見つけてもらいやすさ、費用の仕組みを比較し、それぞれに合う用途と、両方に同時配信する方法を解説します。
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この記事の内容
自社サイトに広告なしのプレーヤーを置きたい、プライバシーを細かく制御したい、ブランドを前面に出したいという場合はVimeo Liveを選びましょう。検索、おすすめ、巨大な既存の視聴者層を通じてリーチを広げたい場合はYouTube Liveです。Vimeoのライブ配信は有料プランで提供されており、YouTubeはライブ配信に料金はかかりませんが、動画の見せ方はYouTubeが決めます。
判断はたいてい、1つの問いに行き着きます。この配信は、すでにつながっている人に向けたものか、これから見つけたい人に向けたものか、です。プランや料金の詳細は変わるため、各プラットフォームで確認してください。結局は両方を使う企業も多くあります。
この記事のポイント
- プレーヤーの制御ではVimeoが優位です。広告なし、プライバシーと埋め込みの設定、ブランディングが可能です。
- 見つけてもらいやすさではYouTubeが優位です。検索、おすすめ、チャンネル登録者への通知があります。
- Vimeoはサブスクリプション費用がかかり、YouTubeでは広告、おすすめ表示、見せ方の制御を手放すことになります。
- 1本の配信で、Vimeoの埋め込みと公開YouTubeチャンネルに同時に届けられます。
プレーヤー、ブランディング、プライバシー:Vimeoが優位な点
Vimeoのビジネスモデルは、あなたのコンテンツに広告を載せることではなく、サブスクリプションです。それがプレーヤーの特徴を形作っています。
- 広告なし。配信の前や途中に広告が入ることはなく、視聴者を他社の動画へ誘導するおすすめ表示もありません。
- プライバシーの設定。Vimeo上で動画を非表示にする、パスワードで保護する、対応プランであれば埋め込みを自社ドメインに限定する、といったことが可能です。
- ブランディングの制御。プランに応じて、プレーヤーの色、ロゴ、周辺の要素を調整できます。
- イベント機能。対応しているプランでは、チャット、視聴者からの質問、投票、参加登録が使えます。
そのためVimeoは、ヘルプセンターに埋め込む顧客向けトレーニング、パートナーや投資家向けの報告、社内のタウンホールミーティング、自社サイトでの限定イベントに向いています。機密性の高い社内配信では、プランにどのアクセス制御が含まれているかを確認してください。設定方法はRTMPストリームキーでVimeoに配信する方法で解説しています。
リーチと見つけてもらいやすさ:YouTubeが優位な点
YouTubeの強みは、あなたの存在を知らない人にも見つけてもらえることです。ライブ配信は検索結果、関連動画、ホームフィードに表示される可能性があり、チャンネル登録者には通知が届き、配信が終わった後も動画として視聴を集め続けます。ただし、それは配信が約12時間以内の場合に限ります。より長い配信に注意が必要な理由はYouTubeの12時間アーカイブ制限で説明しています。
引き換えになるのは制御です。YouTubeはあなたのコンテンツの周りに広告を表示することがあり、埋め込みプレーヤーにはYouTubeのブランドやおすすめ表示が付き、埋め込みを再生できる場所を制限する手段も限られます。限定公開の配信は検索には表示されませんが、リンクを知っている人なら誰でも視聴できます。また、YouTubeのポリシーとライブ配信の利用条件の範囲内で運用することになります。条件はYouTube Liveの配信条件にまとめています。
公開ウェビナー、チュートリアル、製品発表、常時配信のブランドチャンネルであれば、たいていはこのリーチが失われる制御を上回ります。
費用の違い
2つのプラットフォームは課金の仕組みがまったく異なるため、1つの項目だけでなく総費用で比較しましょう。
- Vimeoはサブスクリプション料金がかかります。ライブ配信はそれを含む有料プランで提供され、プランによってセッションの長さ、視聴者とのやり取り、ストレージ、ユーザー数、プライバシーなどが異なります。プラン名や含まれる内容は変わるため、Vimeoの最新のプラン比較と請求条件を確認してください。
- YouTubeは配信に料金がかかりません。費用は別のところに表れます。制御できない広告、視聴者を別の動画へ導きかねないおすすめ表示、そしてYouTubeの条件に沿った見せ方です。
いずれにしても、プラットフォームは予算の一部にすぎません。制作費、配信を送るマシンやサービス、そして配信のたびにかかるスタッフの時間が積み重なります。誰かがノートパソコンにつきっきりでいなければならない定期シリーズには、プラットフォームの費用がゼロでも実質的なコストがかかっています。
Vimeo、YouTube、両方の使い分け
- Vimeoを使う場面:製品ドキュメントに埋め込む顧客オンボーディング、ログインが必要なパートナー向けトレーニング、全社ミーティング、投資家向け報告、自社サイトでの有料イベントです。
- YouTubeを使う場面:新しい見込み客を狙った公開ウェビナー、検索されるチュートリアル、広くシェアしてほしい製品発表の配信、24時間のブランドチャンネルです。
- 両方を使う場面:1つの配信に2つの役割がある場合です。たとえば、自社のトップページできれいに再生されると同時に、一般の人にも届けたい製品発表などです。
簡単な判断基準があります。自社の配信の横に他社の動画がおすすめ表示されるのが嫌ならVimeo、新しい人に誰にも見てもらえないのが嫌ならYouTubeです。ビジネスパーソン向けならB2B向けLinkedIn Liveも検討し、SNSの視聴者向けならFacebook LiveとYouTube Liveの比較をご覧ください。
StreamHouseでVimeoとYouTubeに同時配信する
すべての配信で1つのプラットフォームを選ぶ必要はありません。StreamHouseなら、1本の配信で両方に届けられます。
- Vimeoの配信先を追加します。イベントのサーバーURLとストリームキーを入力します。
- 同じ配信にYouTubeチャンネルを追加します。追加の配信先は配信枠を追加で消費しません。
- ソースを選びます。メディアライブラリにある録画済みセッションのプレイリストか、StreamHouseがリレーするOBSのライブ映像です。後者ならオフィスのアップロードは配信1本分で済みます。
- 開始時刻を予約します。YouTubeチャンネルを連携していれば、ライブラリからカスタムサムネイルを選べます。
常時配信チャンネルではプレイリストがループ再生され、配信中でも動画を差し替えられます。YouTubeチャンネルを連携し、24時間配信に対応したプランを利用していれば、YouTube録画保護機能が長時間のYouTube配信を選んだタイミングで一度だけ締めくくり、新しい配信で続行するため、最初の録画が残ります。自社サイトのプレーヤーはVimeoの埋め込みのままです。StreamHouseでのVimeo配信を見る。
よくある質問
企業のウェビナーにはVimeoとYouTubeのどちらが向いていますか?
既存の顧客や限定された視聴者向けのウェビナーには、通常はVimeoの広告なしのプレーヤーとプライバシー設定のほうが合っています。新しい見込み客を集めるためのウェビナーなら、YouTubeの検索とおすすめのほうが多くの人に届きます。両方の目的があるウェビナーなら、両方に同時配信しましょう。
Vimeoはライブ配信に広告を表示しますか?
Vimeoのモデルはコンテンツへの広告ではなく有料サブスクリプションなので、配信の前や途中に独自の広告を表示することはありません。これが企業がVimeoにお金を払う主な理由のひとつです。プレーヤーのブランディングや埋め込みの設定など、関連する詳細はご利用のプランで確認してください。
YouTubeのライブ配信を公開せずに自社サイトに埋め込めますか?
ある程度は可能です。限定公開のYouTube配信は検索やチャンネルページには表示されませんが、リンクや埋め込みを持っている人なら誰でも視聴・共有できます。視聴を自社サイト内やパスワードの内側に限定する必要がある場合は、ドメイン単位で埋め込みを制御できるプラットフォームのほうが適しています。
VimeoだけでイベントをYouTubeに再配信できますか?
Vimeoのプランによっては、イベントを他の配信先にも送る機能が含まれていたことがあるため、ご利用のプランで確認してください。別の方法として、1本の配信をマルチストリームサービスに送り、VimeoとYouTubeに届けてもらうこともできます。この方法ならLinkedIn LiveやFacebookなどのプラットフォームにも対応できます。


