複数のYouTubeチャンネルに同時にライブ配信する方法

YouTubeは1つの配信を1つのチャンネルに結びつけますが、クリエイター、ネットワーク、エージェンシーは同じライブ映像を複数のチャンネルで流したいことがよくあります。チャンネルごとのキー、個別のタイトル、重要なポリシーの確認を押さえて、複数のYouTubeチャンネルに同時配信する方法を解説します。

StreamHouse Team公開日 · 読了目安:約9分

複数のYouTubeチャンネルに同時にライブ配信するには、1本の映像をリストリーミングサービスやクラウド配信サービスに送り、各チャンネルをそのチャンネル専用のストリームキーで別々の配信先として追加します。YouTubeは各配信を1つのチャンネルに結びつけるため、映像の分配はYouTubeに届く前に行う必要があります。

キーが揃えば設定はすぐに終わります。難しいのは、そもそもそうすべきかどうかという問いです。視聴者を分散させたり、コンテンツを重複させたりすると、逆効果になることがあります。

この記事のポイント

  • YouTubeのストリームキーは、作成されたチャンネルにしか映像を送りません。
  • 自宅から複数のチャンネルに配信すると、必要なアップロード帯域が何倍にもなります。
  • 各チャンネルに独自のタイトル、説明、サムネイルを用意しましょう。
  • 同一のコンテンツをミラー配信する前に、YouTubeのスパムと収益化のポリシーを確認してください。

1つの配信を複数のチャンネルで流すのが理にかなう場面

配信のミラーリングが効果的なのは、視聴者層が本当に異なる場合です。よくあるケースは次のとおりです。

  • ブランドと個人のチャンネル。創業者が製品発表を企業チャンネルと自分のチャンネルの両方で配信します。
  • ネットワーク。メディアグループが看板イベントを、メインチャンネルと地域別やジャンル別のチャンネルで流します。
  • エージェンシーとクライアント。エージェンシーがイベントをクライアントのチャンネルにライブで届けつつ、自社のチャンネルでも流します。
  • 共同ホストの番組。ホストの2人がそれぞれ自分の登録者に向けて番組をライブで流したい場合です。

言語別のチャンネルは特殊なケースです。スペイン語チャンネルにスペイン語の音声が必要なら、それは別の動画ファイル、つまり別の配信であり、英語版のミラーではありません。ミラーリングが適しているのは、すべてのチャンネルがまったく同じ映像と音声を受け取るべき場合だけです。

YouTubeとOBSの単一出力では足りない理由

YouTube Studioは各配信を1つのチャンネルの中に作成し、エンコーダーに貼り付けるストリームキーは、映像をそのチャンネルだけに送ります。同じ配信を2つ目のチャンネルへ送る機能は組み込まれていません。

OBSは既定で1つのサーバーに送信します。プラグインで出力を追加することはできますが、その1つ1つがパソコンから出ていく配信の完全なコピーです。1080p30で2つのチャンネルに送るには、およそ2倍のアップロード速度と余裕が必要で、一度の揺らぎがすべてのチャンネルに同時に影響します。

現実的な答えは、映像を1本サービスに送り、そのサービスのサーバーから分配してもらうことです。録画済み動画なら、クラウド配信サービスはあなたの回線をまったく使いません。カメラを使った生配信なら、アップロードするのは配信1本分です。両者の比較はプレイリストからのマルチ配信とOBSからのマルチ配信をご覧ください。

すべてのチャンネルからストリームキーを集める

配信先ごとに、正しいチャンネルからコピーした専用のキーが必要です。YouTube Studioでは、ライブ配信のエリアを開いてキーをコピーする前に、今どのチャンネルにいるかを確認してください。キーの場所が分からない場合は、YouTubeのストリームキーの確認方法ガイドに従ってください。

いくつかの習慣で、痛い取り違えを防げます。

  • 貼り付けるときにすべてのキーにチャンネル名のラベルを付け、ブランドの配信が個人チャンネルに流れることがないようにします。
  • 定期番組ではキーを固定しておき、配信のたびに貼り直さなくて済むようにします。
  • Googleのパスワードは集めないでください。チャンネルのオーナーは、YouTubeのチャンネルの権限であなたを追加するか、単にキーを送ってくれれば十分です。
  • 短い限定公開の配信で各キーをテストしましょう。

取り込みサーバーはどのチャンネルでも同じrtmp://a.rtmp.youtube.com/live2で、変わるのはキーだけです。

チャンネルごとに個別のタイトル、説明、サムネイル

映像が同一でも、見せ方まで同一にする必要はありません。各チャンネルにはそれぞれの配信ページがあるため、1つ1つを独立した掲載ページとして扱いましょう。

  • タイトル:そのチャンネルの視聴者に向けて書きます。ネットワークの音楽チャンネルとメインチャンネルでは、同じコンサートを違う言葉で表現してかまいません。
  • 説明:1つの文章をどこにでも貼るのではなく、そのチャンネルの再生リスト、スポンサー、サイトへのリンクを載せます。
  • サムネイル:チャンネル独自のブランディングを使い、登録者がフィードで見分けられるようにします。
  • モデレーション:配信ごとにチャットが分かれているため、それぞれにモデレーターが必要です。
  • 公開設定:特にクライアント向けのリハーサルでは、チャンネルごとに公開か限定公開かを設定します。

ストリームキーで追加したチャンネルについては、開始前にYouTube Studioでそのチャンネルの配信にこれらを設定してください。何を書くべきかはタイトルとサムネイルのガイドで解説しています。

重複コンテンツと視聴者の分散

執筆時点で、YouTubeのポリシーは複数のチャンネルへの配信を特に名指ししてはいませんが、ポリシーは各チャンネルに個別に適用されます。スパムと欺瞞的行為に関するポリシーは繰り返しの多いコンテンツや誤解を招くコンテンツを対象としており、パートナープログラムには収益化チャンネル向けに再利用コンテンツや繰り返しの多いコンテンツに関するルールがあります。明確な目的もなく同じ配信を多くのチャンネルに流すことこそ、これらのルールが対象とするパターンなので、規模を広げる前に最新版を読んでください。

成長面での代償もあります。視聴者、チャット、総再生時間が配信ごとに分散するため、おすすめではそれぞれが小さく見えてしまう可能性があります。役に立つ判断基準があります。各チャンネルの登録者はこの配信を期待しているでしょうか?答えがYESならミラー配信しましょう。目的が再生回数を増やすことだけなら、たいていは1本の強い配信のほうが良い結果を生みます。

StreamHouseの1つの配信を複数のYouTubeチャンネルに送る

StreamHouseでは1つの配信に複数の配信先を設定でき、配信先を増やしても追加の配信枠は消費しません。複数のYouTubeチャンネルに配信するには、次のようにします。

  1. メディアライブラリに動画をアップロードしてプレイリストを作るか、番組が生配信ならOBSからのマルチ配信を使います。
  2. メインのYouTubeチャンネルを接続し、タイトルを設定して、ライブラリからカスタムサムネイルを選びます。
  3. 追加の各チャンネルを、それぞれ専用のストリームキーでYouTubeの配信先として追加します。
  4. 「開始」を押すか、開始時刻を予約します。

配信はクラウドで動き、瞬断の後は自動で再接続し、すべてのチャンネルがライブのままプレイリストの順番を入れ替えられます。あるチャンネルのキーが変わったら、その配信先だけを更新すれば済みます。各チャンネルからの許可とキーは引き続き必要です。プランの規模は料金ページで比較してください。

よくある質問

2つのYouTubeチャンネルで同時にライブ配信できますか?

はい、ただしYouTubeだけではできません。各チャンネルに専用の配信とストリームキーが必要なため、映像を1本サービスに送ってすべてのキーへ転送してもらうか、回線が耐えられるならエンコーダーから別々の出力を送ります。

同じ動画を2つのYouTubeチャンネルに配信すると問題視されますか?

スパムや繰り返しの多いコンテンツに見える場合は、その可能性があります。視聴者層が本当に異なるチャンネルへ、それぞれ別のタイトルと説明を付けてミラー配信するなら、リスクは低くなります。各チャンネルについて、YouTubeの最新のスパムと収益化のポリシーを確認してください。

YouTubeチャンネルごとに別のストリームキーが必要ですか?

はい。キーは、それが属するチャンネルにしか映像を送りません。YouTube Studioからチャンネルごとに1つずつキーをコピーし、チャンネル名で分かりやすくラベルを付け、そのチャンネルがキーをリセットしたら配信先を更新してください。

配信するYouTubeチャンネルが増えると、アップロード速度も多く必要ですか?

自宅からなら、はい。出力が1つ増えるたびに、配信の完全なコピーがもう1本増えます。クラウド配信なら、録画済みのプレイリストはあなたの回線をまったく使わず、OBSからの生配信番組でも必要なのは配信1本分のアップロードだけです。

次に読む

実際に始めましょう

次の配信をここから

設定ガイドに沿って録画動画のプレイリストやOBSのライブ映像を準備し、配信先のプラットフォームを選びましょう。

  • 動画配信はOBS不要
  • 月額$19から
  • 税込価格