ライブ配信のバッファリングとフレーム落ちを解決する方法
バッファリングとフレーム落ちは配信を台無しにします。その原因、原因ごとの解決方法、そして事前エンコード済みのクラウド配信ならその大半をそもそも避けられる理由を解説します。
この記事の内容
カクついてバッファリングを繰り返す配信ほど、視聴者を早く遠ざけるものはありません。フレーム落ちや絶え間ない再バッファリングは、配信経路のどこかが追いついていないというサインです。24時間配信チャンネルにとっては、総再生時間が流れ出ていくことを意味します。うれしいことに、その原因はよく知られており、ほとんどが解決できます。
ここでは、バッファリングとフレーム落ちを解決する方法を解説します。
この記事のポイント
- バッファリングとフレーム落ちの原因は、たいていビットレート、回線帯域、エンコードのいずれかです。
- ビットレートの設定しすぎは代表的な原因です。回線とプラットフォームに合わせましょう。
- 性能の低い機材でリアルタイムエンコードをすると、フレームが落ちます。
- 事前エンコード済みのクラウド配信なら、こうした原因の大半を避けられます。
原因1:ビットレートが高すぎる
最もよくある原因は、回線やプラットフォームが処理できる以上のビットレートです。通り道の容量を超えるデータを送ると、配信がバッファリングし、フレームが落ちます。対策:ビットレートを最大にするのではなく、解像度とプラットフォームの推奨値に合わせましょう。1080p30なら約4,500 kbpsです。スムーズに届けられないなら、ビットレートが高くても良いことはありません。
原因2:アップロード帯域が不安定
自宅からの配信はアップロード速度に左右され、家族など他の人がネットワークを使うと速度が落ちます。回線が混雑していると、適切なビットレートでもバッファリングが起きます。対策:帯域を空ける、有線接続を使う、あるいはより確実な方法としてクラウドから配信しましょう。クラウドなら、映像は家庭の回線ではなくデータセンターの帯域から送り出されます。
原因3:リアルタイムエンコードの過負荷
ライブでのエンコードは負荷が高く、CPUやGPUが追いつかないと、プラットフォームに届く前にフレームが落ちてしまいます。対策:エンコードの負荷(解像度、フレームレート、プリセット)を下げるか、動画を事前にエンコードしてリアルタイムエンコードそのものをなくしましょう。そうすれば、ボトルネックになるその場での変換処理がなくなります。
原因4:ソースファイルがそろっていない
プレイリストの中で、解像度、フレームレート、ビットレートが大きく異なるクリップがあると、切り替わりのたびに映像が変化して引っかかりが生じることがあります。対策:ソース動画をそろえましょう。同じ解像度とフレームレートにし、標準的なMP4(H.264+AAC)で書き出します。統一されたプレイリストは、ばらばらなものよりはるかにスムーズに配信できます。
クラウド配信ならこの大半を回避できる理由
事前エンコード済みのクラウド配信なら、大きな原因を一度に取り除けます。過負荷になるリアルタイムエンコードも、混雑する自宅回線もなく、変動するビットレートではなく安定したビットレートで配信されます。StreamHouseでは、動画は事前に準備されクラウドから配信されるため、バッファリングやフレーム落ちを追いかける必要はほとんどなくなります。
よくある質問
ライブ配信がバッファリングを繰り返すのはなぜですか?
多くの場合、回線に対してビットレートが高すぎるか、アップロード帯域が不安定なためです。ビットレートをプラットフォームの推奨値と回線に合わせましょう。
フレーム落ちの原因は何ですか?
たいていはリアルタイムエンコーダーの過負荷か、追いつかない回線帯域です。事前エンコードとクラウドからの配信で、両方の原因を取り除けます。
ビットレートを上げればバッファリングは直りますか?
いいえ、たいていは悪化します。ビットレートが届けられる量を超えると、画質が良くなるどころかバッファリングが増えます。


