RTMPとは?ライブ配信が実際に届く仕組みをわかりやすく解説
RTMPは、ほぼすべてのライブ配信を支えているプロトコルです。RTMPとは何か、配信映像がどのようにプラットフォームへ届くのか、そしてなぜ今もRTMPが重要なのかを、専門用語に頼らずわかりやすく解説します。
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この記事の内容
Twitchのゲーム実況でも、24時間流れ続けるlofiラジオでも、YouTubeでの礼拝配信でも、ほぼすべてのライブ配信の裏側では「RTMP」という地味ながら頼もしいプロトコルが働いています。RTMPとは、エンコーダーからプラットフォームまで映像を運ぶ役割を担う仕組みです。普段目にすることはほとんどありませんが、これを理解するとライブ配信の謎がぐっと減ります。
このガイドでは、RTMPとは何か、ライブ映像が実際にどのように視聴者へ届くのか、そしてなぜこのプロトコルが今もあらゆる場所で使われているのかを解説します。
この記事のポイント
- RTMP(Real-Time Messaging Protocol)は、エンコーダーからプラットフォームへライブ映像を運びます。
- 配信先の設定は、RTMPの取り込みURLとストリームキーの2つだけです。
- プラットフォームはRTMPで映像を受け取り、Web向けの形式に変換して視聴者へ再配信します。
- どこでも使える共通規格だからこそ、RTMPは複数プラットフォームへの同時配信を可能にしています。
ひとことで言うと
RTMPはReal-Time Messaging Protocolの略です。エンコーダー(OBS、ハードウェア機器、クラウドサービスなど)からストリーミングサーバーへ音声と映像を送るための、長く使われてきた方式です。「配信開始」を押すと、エンコーダーはプラットフォームの取り込み(インジェスト)サーバーとRTMP接続を確立し、その接続を通じて映像を送り続けます。
ライブ配信が視聴者に届くまでの流れ
流れをかみ砕いて説明すると、次のようになります。
- エンコード:元の映像を圧縮します(一般的には映像がH.264、音声がAAC)。
- 取り込み(インジェスト):エンコーダーが、ストリームキーで識別されるプラットフォームの取り込みURLへ、RTMPで映像を送ります。
- トランスコードと配信:プラットフォームが複数の画質を作成し、HLSなどのWeb向けプロトコルで視聴者へ届けます。
RTMPが担当するのは最初の区間、つまり映像をプラットフォームの中へ確実に届ける部分です。
必要なのはURLとキーの2つだけ
RTMPの配信先は、つまるところ取り込みURL(映像の送り先)とストリームキー(チャンネルを識別する秘密の文字列)の2つで決まります。この2つをエンコーダーやStreamHouseのようなサービスに貼り付ければ、映像は正しい場所へ流れていきます。プラットフォームの「接続」ボタンが実際に設定しているのも、この2つだけです。
RTMPが今も標準であり続ける理由
より新しいプロトコルも存在しますが、取り込み用途でRTMPが使われ続けているのは、シンプルで信頼性が高く、遅延も十分に小さく、ほぼどこでも対応しているからです。この汎用性こそが強みです。YouTube、Twitch、Kick、Rumble、FacebookのすべてがRTMPを受け付けるため、1台のエンコーダーでどこへでも配信でき、マルチ配信サービスなら複数の配信先へ同時に送ることもできます。録画済み動画による24時間配信チャンネルでも、クラウド上のプレイリストを本物のライブ配信として見せられるのはRTMPのおかげです。
よくある質問
RTMPとRTMPSの違いは何ですか?
RTMPSは、RTMPをTLS暗号化で保護したものです。プラットフォームがRTMPSのエンドポイントを用意しているなら、そちらを使いましょう。送信中のストリームキーと映像を守ってくれます。
配信するのにRTMPを理解している必要はありますか?
深く理解する必要はありません。実際には、取り込みURLとストリームキーを貼り付けるだけです。基本を知っておくと、トラブルが起きたときに原因をより早く突き止められます。
RTMPは時代遅れですか?
視聴者への配信には、各プラットフォームがHLSなどを使っています。一方、取り込み、つまり映像をプラットフォームに入れる部分では、RTMPが今もほぼ共通の標準です。


