24時間配信用語集:クリエイターが知っておくべき20の用語
常時配信は初めてですか?この用語集では、RTMPやビットレートからキーフレーム、同時配信まで、押さえておきたい20の用語をわかりやすく解説します。
この記事の内容
ライブ配信には独自の用語があり、始めたばかりのころはRTMP、GOP、ビットレート、インジェストと、アルファベットの洪水のように感じるかもしれません。この用語集では、24時間チャンネルを運営するうえで実際に出会う20の用語をやさしい言葉で解説し、専門用語がつまずきの原因にならないようにします。
この記事のポイント
- 配信の専門用語のほとんどは、いくつかの基本的な考え方に集約されます。
- プロトコル用語(RTMP/RTMPS)は、映像がプラットフォームに届く方法を表します。
- コーデックやビットレートの用語は、映像そのものを表します。
- 運用の用語は、チャンネルを安定して運営することに関わります。
プロトコルと伝送
- RTMP:Real-Time Messaging Protocolの略。映像をプラットフォームのサーバーへ送る標準的な方式です。
- RTMPS:TLS暗号化で保護されたRTMP。利用できるなら使いましょう。
- インジェスト:プラットフォームが映像を受け取る窓口(インジェストURL・サーバー)です。
- ストリームキー:インジェストサーバーに対して、あなたのチャンネルを識別する秘密のコードです。
- CDN:Content Delivery Networkの略。配信を世界中の視聴者へ届けるネットワークです。
映像と音声
- H.264:配信で最も一般的な映像コーデック。互換性が広く、効率も良好です。
- AAC:ライブ配信で標準的な音声コーデックです。
- MP4:H.264の映像とAACの音声を格納するコンテナ形式です。
- ビットレート:1秒あたりに送るデータ量(kbps)。画質と安定性のバランスを決める主要なつまみです。
- 解像度:映像のピクセル数(例:1080p)です。
- フレームレート:1秒あたりのフレーム数(例:30FPSや60FPS)です。
- キーフレーム/GOP:完全な基準フレーム。ライブ配信には約2秒間隔が適しています。
配信のコンセプト
- 録画済み(疑似)ライブ:完成した動画をライブ配信として流すことです。
- プレイリスト:配信として再生される、順番の決まった動画のまとまりです。
- ループ:プレイリストが終わると自動で最初から再生し直し、24時間稼働させることです。
- 同時配信(マルチ配信):1つの映像を複数のプラットフォームへ同時に配信することです。
- VOD:Video On Demandの略。録画された動画(多くは過去の配信)です。
- トランスコード:映像をある形式・画質から別の形式・画質へ変換することです。
運用
- 稼働率(アップタイム):配信がオンラインを保っている時間の割合です(99.9%が一般的な目標)。
- 遅延(レイテンシー):配信してから視聴者に映像が届くまでのタイムラグです。
以上が基本的な用語です。暗記する必要はありません。技術的な部分はクラウドサービスが処理してくれます。ただ、言葉を知っておけば、ほかのあらゆることが理解しやすくなります。
まとめると
実際には、24時間チャンネルの運営で直接関わる用語はわずかです。MP4の動画をアップロードし、プレイリストを作成し、ストリームキーでプラットフォームを連携すれば、あとはサービスが適切なビットレートでRTMPを使って映像を送信します。残りはすべて裏側で行われます。用語の理解からライブチャンネルの開設へ進むには、スタートガイドをご覧ください。
よくある質問
RTMPとストリームキーの違いは何ですか?
RTMPはプロトコル(映像の伝わり方)で、ストリームキーはその映像がどのチャンネルのものかをプラットフォームに伝える秘密のコードです。両方が必要です。
「ビットレート」は実際に何を左右しますか?
1秒あたりに送る映像データの量です。画質と安定性のトレードオフを決める主要な要素なので、解像度と回線に合わせて設定しましょう。
これらの用語をすべて理解する必要がありますか?
いいえ。技術的な部分はクラウドサービスが処理します。基本を知っておくと、ガイドを読んだりトラブルに対処したりするのが速くなる、というだけです。


